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作者:wghh1vIUo 965 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] 投稿日:2012/04/15(日) 19 06 49.18 ID wghh1vIUo マミホーム \\\ホビャァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!/// \\\ホミャァァァァァァァァァァァァァァッ!!!/// \\\マドカァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!/// マミ「こんな愛らしい小動物をいじめるなんて残虐だと思ってたけど…予想外に癖になるわね……」 ビシッ!! ゲシッ!! ほむほむ「ホムギャァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」ビターン マミ「汚いほむエキスでフローリングを汚さないでくれる?」カミノケツカミ ほむほむ「ミィ……」ポロポロ マミ「三日ぶりの餌よ、ありがたく頂きなさい」ボトッ まど肉「」ヌラヌラ まどリボン「」キラキラ ほむほむ「マドカァー…マドカァー…」イヤイヤ マミ「折角の好意を断る気? なら無理やり食べさせるまでよ」グイグイ ほむほむ「ホムゥ…ホムゥゥゥ…」モガモガ ポロポロ マミ「よーく噛んで食べなさいよ」アゴグイグイ ほむほむ「ヒィィィィィィィィ…」ニチャニチャ マミ「はい水飲んで」つハナカラソソグ ほむほむ「ホッ!? ホガッ!!?」カオマッサオ ムーーッ!! ムーーーッ!! ゴホゴホ… ゴクンッ… ほむほむ「ホムッ」ゲプ マミ「あーあ、ホントに食べちゃったよ(笑) 健気で可愛い美まどだったのにねぇ……」 ほむほむ「ホ…ホ………」ワナワナ ほむほむ「ホゲェェェッ!!」ゲロゲロ ほむほむ「ホギャッ!!」バタッ マミ「気絶なんてさせないわ」つ冷水 ドバァ ほむほむ「ホッ!??」ビクン マミ「フフ…まだ夜は始まったばかりよ」 ほむほむ「ホマァ…」アトズサリ マミ「竹串を左耳から右耳へ一気に貫通っ!!」ズブリッ!! ほむほむ「ギャァァァァァァァァァァッ! ホムギャァァァァァァァァァァァァァッ!!!」 マミ「さぁ、もっともっと可愛い声で泣き喚きなさい!!」メダマヒキヌキ ほむほむ「ホビャ!? ホビャ!! ホんビャァァアァァぁッ!! まドカァァァァアァァァぁァッ!!!」チノナミダ ダラダラ マミ「なにそのマヌケな鳴き声(笑) あぁ、耳もう聞こえないんだっけ?」ゲシッ!! ほむほむ「ホビィイィィィィィっ!!! マぁァァァドオォォオォカァァァァァァァ!!!」ビエーーン マミ「くぅぅ…快感ねぇ……///」ビクンビクン |壁|<ドンッ!! ウッセーゾ!! マミ「ヒッ>< スイマセーン!!」ブチュッ ほむほむ「ホべシ!!」グチョッ |壁|<チッ!! マミ「もう…折角いいところだったのに。興が削がれてしまったわ」アトシマツ ほむほむ「」ムシノイキ マンション暮らしだとほ虐も中々大変。 かといって防音対策はお金がかかるし…… ――そんな悩みを抱えたほ虐愛好家のアナタに!! 朗報です!! \\\Our new comer!! サイレント・ほむほむ!!/// ジャーン サイレントほむ『』ピョンピョン 喉笛を潰したため、決して外に音が漏れることはありません! マミ「それならお隣さんにもご迷惑がかからないわね」 マミ「でも鳴き声がないと何だか物足りなくて……」 ご安心ください! 目指したのはリアルな「ホビャァァァァァッ!!」――音響工学を駆使した電子音で、ほむほむの不快な鳴き声を完全☆再現!! ほむリンガルと併用することで、ほむほむの心理状態と完全リンク!! 飼い主様の加虐心をくすぐります! マミ「首元のイヤホンジャックを使うのね」サシコミ サイレントほむ『ホムゥ?』クビカシゲ マミ「すごい、本当に聞こえたわ! これで24時間気兼ねなくほ虐練習ができるわね」カミノケヒキヌキ サイレントほむ『ホビイイィィィィィィィッ!!! マドカァァァァァァァァァッ!!!』ビエーン!! マミ「」ゾクゾク ワイヤレスヘッドホンにも対応! アクロバティックほ虐プレイ愛好家の方にもご満足いただける一品です!! ≪デモムービー≫ ほ虐プロ SAYAKA「ヒャッハーー!! ほむほむはいねーがーーーーーっ!!!」ブンブン サイレントほむs『『ホンビャァァァァァッ!!! ホムゥゥゥゥゥゥゥッ!!! ホミュゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!! コドモォォォォォォォォッ!!! ハヤクカクレテ!!』』 ほ虐プロ SAYAKA「み ぃ つ け た ☆」ブンッ!! サイレントほむs『『ホビャァァァァッ!! ギエェェェェェッ!! コドモォォォォォォォッ!!! マドカァァァァァァァァッ!!! ホゲエェェェェェェェェェェッ!!』』グチョォ ほ虐プロ SAYAKA「いや~いい鳴き声してますねー」 サイレントほむs『『ホ… ギィ… ミャロカ… オカーサ… ピィィィィ…』』イチメンチノウミ ピクンピクン マミ「でもお高いんでしょう?」 何と!! 今ならほむまど家族セットと複数虐用のミキサーもお付けして、なんとこのお値段!! <デーン!! マミ「安っ!! 三家族分注文したわ!」pi po pa 今すぐお電話くださ~い ****-4646-931 (ホムホム・クサイ) ※生殖機能は有しておりませんのでご了承ください。 マミ「うふふ…さあ楽しく遊びましょうね~」ニコニコ サイレントほむ『ホ…ホム…』フルフル サイレントまど『ホムラチャァン…』ヨリソイ サイレント仔ほむまど『『ホミャァァァァァン!! ミャロミャロォォォッ!!』』ポロポロ マミ「そいやっ!!」リョウウデヒキヌキ サイレントほむ『ギギギエェェェェェェェッ!!!!』 サイレントまど『マドォォォォォォッ!!! ホムラチャァァァァァンッ!!!』 サイレント仔s『『オカーサーーーン!!!』』ビエーンッ!! マミ「お隣さんにも迷惑かからないし、いいこと尽くめね」アシヘシオリ!! シタヒッコヌキ!! サイレントほむ『ホッ…ヒッ…ホッ…』ピクピク マミ「はぁぁぁん……////」ビクビク サイレントまど『ホムラチャン…ホムラチャン…』シクシク サイレント仔ほむ『ホミャ…』チョロロロ サイレント仔まど『ミィ……』アワブクブク マミ「でもちょっと電子音は物足りないかも…」 サイレント仔ほむ『……ホミュン?』クビカシゲ おわり ジャンル:ほむほむ ほむまど家族 マミ 強制共食い 虐待 虐待用 感想 すべてのコメントを見る ほ虐プロは草 素晴らしい、ほむほむ見て虐めたくならない奴は間違いなく異常者
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クラス解説 マジシャンは魔法の扱いに長けた基本クラスです。 クラス修正値 クラス基本スキル No.1 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.2 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.3 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.4 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.5 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.6 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 特化クラス:キャスター クラス解説 キャスターはマジシャンの中でも特に、詠唱により魔法の力を強めることに長けた特化クラスです。 クラス修正値 特化クラススキル No.1 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.2 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.3 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.4 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 特化クラス:ルーンユーザー クラス解説 ルーンユーザーはマジシャンの中でも特に、ルーンという特別な紋章を用いることで魔法をより効率的に扱うことに長けた特化クラスです。 クラス修正値 特化クラススキル No.1 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.2 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.3 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】 No.4 【名前】 【最大レベル】 【コスト】 【タイミング】 【射程】 【対象】 【条件】 【効果】 【解説】
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戻る マジシャン ザ ルイズ 進む マジシャン ザ ルイズ (13)術師の幻視 「王家の回し者め!わたくしのシャルロットを夫のように亡き者にするつもりですか!」 女性のヒステリックな金切り声が、魔法学院のペンタゴンの一角にこだまする。 「ミスタ・ウルザ、どう、あなたなら何とかできないかしら」 ルイズが期待を込めた目を向けているのは、その使い魔、異世界から召喚されたプレインズウォーカー、ウルザである。 「ふむ…、治療魔法にも多少の心得はあるが…、毒の治療となれば少々難しい」 「あなたでも治せないの?」 今キュルケの部屋にはタバサの母、タバサ、ペルスラン、ルイズ、ウルザがいる。 ウルザが診察をすることとなった経緯を説明するには、時を少し遡らねばならない。 ウルザはフネの建造が始まってからも、夜になればルイズの部屋に戻るという生活を続けていた。 夜はルイズが眠りにつくまで、机に向かい部屋を共にする。そして彼女が眠ってからは何処かへと出掛けていき、朝になればルイズを起こす。 主人の起床を見届けた後は建造現場か火の塔に向かいコルベールと合流し、ルイズは余った時間を潰して一日を送る。 というのが夏季休暇が始まって以来、ルイズ・ウルザ主従の生活サイクルである。 今晩も普段通り、いつもの時間にルイズの部屋へと戻ってきたウルザ。 彼を出迎えたのは、ルイズの部屋の隣から響く聞きなれぬ女性の声、そしてその部屋の前に立つ自らの主人と見慣れぬ老人の姿であった。 「これはなんの騒ぎかね、ミス・ルイズ」 「っ!ミスタ・ウルザ!あなたなら何とかならない?」 「…唐突にそう言われても、事情が分からぬことには返答できないな」 「ええと、それはそうね。わかった、最初から事情を話すわ」 「ヴァリエールさま」 ルイズが勢い込んで話し始めようとしたところで、オルレアン家の執事ペルスランが口を挟んだ。 「失礼ですが、こちらの御方は一体…御紹介願えませんでしょうか」 「ああ、そうね紹介しないとそっち側も話が進まないわね…。彼はミスタ・ウルザ、私の使い魔でとても強力なメイジよ。 ミスタ・ウルザ、こちらの方はミスタ・ペルスラン、タバサの家の執事をやっている方よ。ほら、握手」 「………ふむ」 勢い任せにルイズから握手を指示されて、ウルザは右手を差し出した。 これを見たペルスランも、事態を把握しきれぬまま、反射的に右手を差し出して握手をした。 「ヴァリエールさま、メイジの方を使い魔になさっているのですか?」 「ええそうよ、珍しいでしょ」 「は、はあ…」 「それと、メイジと使い魔は一心同体、先ほどの話をミスタ・ウルザにしてもよろしいかしら?」 「いえ、しかし、それは…」 「ミスタ・ウルザなら、タバサのお母様の心を取り戻せるかも知れないわ」 この発言にはペルスランも色めき立つ。 「そ、それは本当でございますかヴァリエールさま!?」 「彼は……ええと、そう、ロバ・アル・カリイエ!ロバ・アル・カリイエ出身なのよ。 だから私たちの知らない魔法も色々と知っているわ、もしかしたらそういった心の治療魔法を知っているかも知れないわ。 そうよね、ミスタ・ウルザ」 ルイズがウルザを強い意志の篭った目で見つめる。 「―その通りだ。事情は分からないが、力になれることもあるかもしれない」 「そういうことでしたら、お話しても構いませんでしょう…」 こうして、二人による説明が行われ、ルイズの願いによって婦人に対してウルザの診察が行われる運びとなった。 ウルザが顎鬚を撫でるようにして黙考している。 色眼鏡も相まって、その姿はまるで本業の学者のようである―――ルイズはウルザが著名な学者でもあることを知らない。 「大丈夫よ、ミスタ・ウルザにはあなたのお母様の心を取り戻させることが出来ないか、診てもらっているだけだから」 ウルザへの事情説明を終えた二人は、早速ウルザを連れてキュルケの部屋を訪れた。 すぐさま診察を始めようとするウルザに、無表情な中にも戸惑いの色を浮かべるタバサが止めに入った。 事情が分からず混乱するタバサをルイズが引き剥がし、そうして、これまでの経緯を語って聞かせる。 「だから、もう少し待って。多分そんなに時間は…」 ウルザを振り返ったルイズ、使い魔の手にはなぜかヒルがおり、それを見た婦人が絶叫していた。 見なかったことにしてタバサに向き直る。 「兎に角、危害は加えないわ」 「何度も試した、それでも…」 悲しそうな表情のタバサが呟く。 ルイズはタバサと長い付き合いでもないが、彼女のこういった表情を見るのは初めてだった。 その分だけ、治療の可否に期待がかかる。 「大丈夫、ミスタ・ウルザなら、こちら側のメイジが知らない方法で、きっと治してくれるわ…」 そう言いながらルイズはタバサの肩を抱く。 タバサの体は、ほんのりと温かかった。 一通りの診察を終わらせたウルザが一同のもとに戻ってくる。 貴族の子弟が生活するといっても、学院の寮の一室。 四人の人間が固まって話すとなるとやはり手狭ということで、診察結果は廊下で話されることとなった。 「まず、いくつかの質問をさせてもらいたいミス・タバサ。 君の母上が呷られた毒杯には水魔法の毒が混入されていたそうだが、それは確かかね?」 神妙そうにこくりと頷くタバサ、横ではペルスランも頷いている。 「では、それが水魔法の毒だと伝えたのは誰かね?」 「……以前、母さまを診察した、水魔法使いのメイジ」 タバサのこの発言を更にペルスランが補足する。 「奥様のお病気を治そうと、国中の高名なメイジをお招き致しました。その方々が口を揃えて水魔法の毒が仕込まれていたと診断なさりました」 その言葉を聴いてウルザが再び右手の人差し指で顎鬚を撫でる仕草をした。 「それでは私が知り得たことを話そう。 ミス・タバサの母上に盛られたのは水の系統魔法による毒ではなく、そもそも水に関わるかも妖しいものだ。 どちらかというと、こちらでは先住魔法と呼ばれている、自然界に存在する力を利用した魔法によって作られた毒と見る方が正しいだろう」 ウルザの言葉の中で不穏な単語を聞いたルイズが聞き返した。 「先住魔法って、つまりエルフか何かの毒ってこと?」 「そうかも知れないし、そうではないかも知れない。 私に分かるのは系統魔法による毒では無いだろうということだ。 加えるなら、患者の症状の原因は毒によるものではなく、よって解毒による治療は不可能だ」 この言葉を聴いてタバサとペルスランの顔色がさっと蒼褪めた、一方のルイズは真っ赤になり捲し立てる。 「不可能って!?本当に無理なの!ちゃんと調べ、」 「待ちたまえ。話は終わっていない、ミス・ルイズ」 「う………」 そう言われたルイズがすごすごと引き下がる。 「毒で引き起こされている訳ではないが、毒以外で患者のあの状態を作り出している直接の原因が存在する。 彼女の症状は毒が原因なのではなく、毒によって引き起こされた「呪い」が原因だと私は考えている。 魔法的施術による身体への付与魔法の効果、我々がエンチャントと呼んでいるものが原因だと思われる。 毒でなく、呪いであるならことは単純だ。解呪すればミス・タバサの母上は正気を取り戻すだろう」 「それは本当でございますかウルザさま!」 「あくまで全て私の見立てだ、実際に解呪を行うかは家族の意思に任せる」 ウルザ、ルイズ、ペルスランの視線がタバサへと集中する。 「お嬢様、ご決断を…」 「タバサ、決めるのはあなたよ。ミスタ・ウルザを信用するかもね」 タバサの深い蒼の瞳がウルザを真正面から捉える。 白い髪に白い髭、眉間には苦悩が刻まれた深い皺、その瞳は色眼鏡に遮られて見ることが出来ないが、きっと活力と生命力に溢れた瞳に違いない。 ルイズの使い魔であり、異国のメイジであるらしい男。 確かに素性は良く分からない、その上一目で善人と割り切れるほどに単純な人間ではないような気がした。 けれどタバサは、自分の母をこの男に任せてみようと思った。 善人ではないかもしれないが…ルイズの使い魔である、彼を信用しようと思った。 「……わかった、母さまを、お願い」 「了解した。それではミス・ルイズ、手を貸してくれたまえ」 「下がりなさい、誰にも、誰にも渡すものですか!この子は、シャルロットはわたくしの大切な娘です!」 戻ってきた一同に対して、錯乱した婦人は先ほどのように捩れた言葉を投げかける。 そんな彼女に向かい、ウルザが一歩踏み出した。 後ろに控えるルイズ、タバサ、ペルスランはその一挙手一投足に注目する。 いつかのようにウルザがゆっくりと右手を婦人に向けて上げる。 瞳を閉じて、集中し呪文を詠唱する。 ウルザはハルケギニアにおいて希少である白のマナを、土地から引き上げずに、背後にいる少女から汲み上げる。 一方のルイズは、自分の中にある力が無理矢理引き出されて、ウルザの中に流れ込んでいくのを感じる。 まるで自分自身が白い迸りそのものになってしまったような感覚、流れ込んでゆく意識。 そして彼女は見た。終着点の奥、男の背中の最奥を。 始祖の祈祷書を読んでから鋭敏になった魔法的感覚によって幻視した。 それは濃密に圧縮された時間の流れであった。 戦い、戦い、戦いの連続。 大切な者を奪われたことによって始まった復讐。 真なる邪悪との、正気と狂気の瀬戸際の戦い。 何もかもを踏み台にして、決して振り返らずに目標だけを見据える遥かなる旅路。 風化してしまいそうになる感情を留め続け、あらゆる失敗に、困難に、果敢に立ち向かう不屈の精神力。 気の遠くなるような時間を、復讐というものに捧げ尽くした男。 ある時は大陸を吹き飛ばした、ある時は次元を消した、ある時は多数の未来ある若者の命を奪い、島を時間の狭間へ流した。 彼の非道を非難するものもいた。しかし、それでも立ち止まらない。 強すぎる精神力は己が道を阻むものに屈しない。 たとえそれが弟の影であろうとも。 そう、これがウルザの内面。 怒りと苦痛に彩られた、男の真実。 ああ、 それは、 何と、 悲しい生き様だろう。 復讐と苦難と苦痛に彩られた人生。 何もかもを復讐の為に是としなくてはならない人生。 一つの目標の為に全てを捧げ尽くす人生。 それらはまるで、罪人のそれではないか。 復讐という牢獄に囚われた哀れな老人、それが彼だった。 彼が復讐を果たした時、その元にはきっと何一つとして輝かしいものは残されはしない。 そう、残されるのは、それまで犯してきた数々の罪の怨霊だけ。 ルイズは思う。 全てを捧げた男の最後がそれでは、余りに哀れではないかと。 「解呪/Disenchant」 甲高い、薄氷を踏み割ったような音が部屋に響き渡った。 訪れる静寂。 絶え間なく喚いていた婦人が口を噤み。呪文をかけたウルザ、背後に控える三人もまた無言。 それまでの喧騒が嘘であるかのような静止した時間が過ぎさる。 ウルザは手を下ろし、じっとベットに横たわる婦人を見下ろした。 「………シャルロット?」 婦人の第一声。 その声は先ほどの険のあるものではない、どこまでも静かで、優しい。 それを聞いたタバサの心の奥、封じられた感情が暴れ始める。 思いもよらなかった結末。あまりのことに、言葉が出ない。 ふと左右を確認するとペルスランとルイズがこちらを見ている。 正面にいたウルザも右に移動して、道を開けている。 まるでバージンロードのように遮るものが無い道、その先にあるのは母の姿。 時の彼方に消えたと思っていた、穏やかな笑顔の母。 青白く痩せこけた体、長く手入れされていない髪はつやを失っている。 けれど、その表情と瞳は記憶の彼方にあった在りし日の姿と何も変わりはしない。 「母さまっ!」 タバサは泣いた。子供の頃のように泣いた。 長く忘れていた安堵と安らぎを感じて涙を流した。 抱きしめてくれる母の体温、凍てついた心を溶かしてくれる心地よい温度。 頭を撫でてくれる、優しい手。優しく語り掛けてくる声。 全てが夢ではないことを祈り、彼女は泣き続けた。 母と娘、その触れ合いに穏やかな空気が流れる中、ウルザは冷静にタバサを観察していた。 冷徹に、感情の宿らぬ瞳にて観察を続ける。 そうして暫くした後、部屋の奥、クローゼットの傍まで歩み、そこから大きな窓を通して外を眺めた。 厳しい表情で外を眺めるウルザ。 それに気がついたルイズが、目じりの涙を拭いながら尋ねた。 「どうしたの?ミスタ・ウルザ」 問われたまま、答えぬウルザ。 彼のこういった態度を何度も目の当たりにしているルイズは、気にせず彼の次の発言を待った。 声をかけられて答えぬウルザに、ペルスランだけが怪訝そうな表情を浮かべている。 そうして、タバサの泣き声とそれをなだめる婦人の声だけが部屋を支配する数瞬が過ぎ、ウルザが口を開いた。 「諸君、今すぐここを離れる準備をしたまえ。 …この場所はもうすぐ戦場になる」 窓の奥。 夜の闇。 その闇よりなお暗き深遠が口を開く。 そこから這い出したるものの名は………浮遊大陸アルビオン。 その時でした、私がファイレクシアの名を初めて知ったのは。 ―――練達の虚無魔道師 ルイズ 戻る マジシャン ザ ルイズ 進む
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SH1 クリーチャー解説 Air Screamer #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 「空中で叫ぶ者」の意。アレッサの愛読書『失われた世界』 note の挿絵からのイメージが投影されている。5種類の行動パターンを持つ飛行型のクリーチャー。 出現エリア 住宅地 / 繁華街など Groaner #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 「唸る者」の意。アレッサが苦手としていた、大柄な犬のイメージがベースとなっている 。野外に幅広く登場。銃声などの音に敏感に反応する。 出現エリア 住宅地 / 繁華街など Creeper #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 「這い回る者」の意。アレッサの苦手としている昆虫のイメージが具現化したもの。 動きがすばやく光に強く反応する。 出現エリア 学校 / 病院 / 下水道など Mumbler #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 「もごもご話す者」という意味。おとぎ話に出てくる小悪魔や去勢されていない小動物のイメージ。 動きがすばやく光に強く反応する。動作は鈍いが、強力なカギ爪で攻撃してくる。ちなみに路地裏でハリーを襲った最初のクリーチャーである。狭い場所でこれの群れに襲われるとかなりの脅威となる。 廃案、海外版を含めたデザインが存在する。 出現エリア 学校 / 裏下水道など TIPS(参考文献){「サイレントヒル3 公式完全攻略ガイド / 失われた記憶 - サイレントヒル・クロニクル」}
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Character Card E.G.O. タレント♂/スキャナー♂ 2/1/1 ▼/シールド/チャージ1 No.2159 Rarity C Illustrator 結川カズノ Expansion 絶神の戦車 カード考察
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《Sp(スピードスペル)-サイレント・バーン》 通常魔法 自分用スピードカウンターが4つ以上ある場合に メインフェイズ2で発動する事ができる。 このターン攻撃宣言を行っていない自分フィールド上の 攻撃表示モンスターの数×300ポイントのダメージを相手ライフに与える。
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スタチュー・ブラック・マジシャン・ガール(アニメ) 効果モンスター (星6)/(地属性)/(天使族)/攻2000/守(1700) フィールド上に「B2ゾーン」が存在しない場合、 手札のこのカードを攻撃表示で特殊召喚する事ができる。 フィールド上に存在するこのカードの攻撃力・守備力は0になり、 攻撃する事ができない。 ガール スタチュー ブラック・マジシャン 上級モンスター 地属性 天使族 関連カード B2ゾーン(アニメ)
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戻る マジシャン ザ ルイズ 進む マジシャン ザ ルイズ (16)空中戦闘 月夜、明るすぎる月光の夜。 耳障りな音を撒き散らして正面から敵艦を貫いたウェザーライトⅡは、その勢いを衰えさせずに飛翔を続ける。 前方には二隻の敵戦艦、ウェザーライトⅡはその隙間となる空間を目指し一直線に奔る。 結果、輝ける槍となった船は、これを避けそこなった片方の敵艦側面を抉った。 船翼がちぎれ、船体からは破片が撒き散らされる。 大小様々な破片がウェザーライト号の甲板にも飛来するが、甲板を覆うように発生した白い膜が、これを弾いて乗員を守った。 すれ違いざまに穂先がかすった形となった戦艦に残された裂傷は、横数十メイルにも及んでおり、航行不能となるには十分なダメージであった。 そして、飛ぶことができなくなったフネに待つ運命はただ一つ。 最初の会敵で二隻の戦艦を沈める戦果を挙げたウェザーライトⅡは、敵艦隊の後方を抜け戦闘空域を離脱する。 「おお、ロングビル!君はミス・ロングビルではないかね!」 突撃の衝撃でフードが捲れ、月光により素顔が露になったフーケ。 彼女を見たオールド・オスマンが嬉しそうに声をあげる。 「や、ちょっと、離しなさいよ。離してってば、離せよこの色ボケジジイ!」 「ミスタ・コルベール!見たまえ、ロングビルじゃ。生ロングビルじゃよ!」 正体を知るや否やフーケに抱きつく老学院長オールド・オスマン。 一方で、オスマンが声をかけたこの船に乗るもう一人の教師、ミスタ・コルベールは震える手を隠そうともせずに戦慄いていた。 「まさか、これほどのものとは…」 遠く聞こえる爆発音。 先ほどウェザーライトⅡに飛行機能を破壊されたフネが、地上に激突した音である。 コルベールは思う、果たしてあの中には何人の人間が乗っていたのだろうと…これが戦場、再び舞い戻ってきてしまった戦場。 「ミスタ・コルベール!す、凄いです!あっと言う間に敵艦を二隻も落としてしまうなんて、感動しました!」 苦渋に沈み込みそうになるコルベールの心中を引き戻したのは愛すべき生徒の声であった。 気がつくと目の前には自分の教え子の一人、ギーシュ・ド・グラモンがいた。 「このフネが、王室から開発を依頼された秘密兵器という噂は本当だったんですね!」 表向き、ウェザーライトⅡの設計・開発はウルザの協力を得たコルベールが行ったことにされている。 そうして、学院の一部の人間以外には、フネの建造に関する一切の事柄は国家機密として秘匿されていたのだ。 この為、噂好きの少年少女、学院生徒の間で『ミスタ・コルベールが王宮からの依頼を受けて、対アルビオン戦争の秘密兵器を開発している』という噂が広まっていたのは当然のことであった。 頬を紅潮させ、自分の関わった作品に感動の意を示してくれている少年。 そのような姿を見て、心踊らぬと言えば嘘になる。例えそれが戦いの為の道具であろうとも。 「ミスタ・コルベール!このフネはどうしてマストも無しに浮いているのですか!?」 コルベールの内心に渦巻く葛藤も知らずはしゃぐギーシュ。彼を見ているうちにコルベール自身の心も少し軽くなった気がした。 コルベールが教え子に説明を始めようと口を開きかけた時、それまでウェザーライトⅡの甲板にあって感じなかったもの、慣性が復活した。 よろける各々、先ほどまで感じなかった速度は今や体で感じ取ることができる。 「この船は、ある種のマジックアイテムなのです。 従来通り風石を使って浮くだけでなく、船に組み込まれた各種マジックアイテムの作用によって、これまでハルケギニアにあったどのようなフネとも違う、新しい形の船として生み出されたのです。 船の構造を守る為に複数の場所に設置された、周囲の船体に『固定化』の魔法をかける装置。 風石の力を最大限効率的に運用する為に設けられた二基の風石炉。 船を動かす魔法の力を、各所に送り込む心臓の役割を果たす動力部。 唱えた呪文そのものを強化拡大する増幅装置。 そして、この船最大の特徴でもある、エルフ達が使う先住の魔法『反射』を応用した理論を用いた、特殊な飛行機構が装備されているのです」 コルベールの説明を最後まで聞いていたギーシュの顔が引きつる。 「え、エルフって、あのエルフですか?」 「ああ…多分君が思っている、そのエルフだよ」 「エルフの魔法だなんて、危険じゃないんですか…」 ギーシュは自分が立っている足元を、気味悪そうに見下ろした。 自分は何かとても恐ろしい怪物の上に乗っているのではないか、そのような思いに駆られたのである。 教え子のそんな様子を眺めながら、悲痛な色を宿した声で、コルベールが語る。 「魔法は…魔法は様々な使い方ができる。 その可能性を狭めてしまうことは、わたしはとても寂しいことだと思う。 火が司るものは破壊だけではない、火には本当はもっと様々な可能性が秘められているはずなのだ。 エルフの魔法もそうだ。先ほど、我々を救ってくれたのは確かにエルフの魔法の力だ。君の恐れるエルフの力だ。 力とは、使い方次第で様々な側面を私達に見せてくれる、この船もその一つの形だと思う。 いつか我々は一つ一つの思い込みを排除していければいいと思う。 そうしたら、きっとその先には皆が豊かに笑える世界があると、私はそう思うのだ」 スランエンジンへと供給する魔力量を抑え、風石と飛翔機構によるハイブリット飛行に切り替える。 先ほどまで『反射』の盾を作り出していたアーティファクト『力場発生器』別名フォースフィールド発生装置への魔力供給も最低レベルにまで低下させる。 発生させる力場も、大きく魔力を消費する『反射』から消費の少ない『固定化』へと切り替える。 今や遠く背後に見えるだけとなった八隻の敵戦艦が、ウェザーライトⅡに追いつくまでには暫くの時間的余裕があるだろう。 ウルザはこのわずかな時間に、初飛行となるウェザーライトⅡに想定外の出来事か起きていないかを確認するつもりでいた。 しかし、懐から色眼鏡を取り出してかけ直し、船尾に向かって一歩を踏み出そうとしたところで、体のバランスを崩して膝をつく。 屈強なるプレインズウォーカー、両の瞳にスラン文明の遺産であるパワーストーンを宿すウルザ。 その彼をもってしても、ファイレクシアの闘技場で負った傷が完全に癒えぬ身で、飛翔艦一つを浮かして艦全体のコントロールを行うほどの魔力を放出するには無理があった。 ウルザの体中の神経を、パワーストーンからの負荷が焼く。 「ミスタ・ウルザ!大丈夫!?」 体中から白い煙を上げて膝立ちしているウルザ、そんな彼の異常に気付いたルイズが後ろから駆け寄った。 彼女の横にはタバサ、こちらはいつもどおりの表情でルイズについてまわっている。 「ちょっと、何よこれ。何でこんなに傷だらけなのよ! それにたくさん血も出てるわ、早く治癒をかけなきゃ…」 ウルザの体はまさに満身創痍であった。 ローブから露出した肌には至るところに内出血や火傷の痕が見て取れる。 試験飛行前の未調整なスランエンジン。それをいきなり全力で稼動させたのである、強大な反作用を受けて当然であった。 慌てて左右から肩を貸すルイズとタバサ。 身長差があり過ぎて、まるでちぐはぐであった。 「………やっぱりおかしいわね」 「無理」 ルイズは肩を貸すことを諦めると、大声で離れた場所で話し込んでいるコルベール達に呼びかけた。 「ミスタ・コルベール!肩を貸してください!ミスタ・ウルザが大変なんです! あとモンモランシーは治癒の呪文をお願い!」 その声に気付いたコルベールとギーシュ、それにオスマン、モンモランシーが駆け寄ってきた。 最後に一人残されたフーケも不承不承といった様子でついてくる。 「やや!ミスタ・ウルザ、これはどうしたことですか!?」 改めて、長身のコルベールとオスマンがウルザに肩を貸す。 「もうあまり時間が無い、早く船尾のブリッジへ…」 そう言いながら歩き出すウルザ、治癒呪文をかけようとしていたモンモランシーが文句の声をあげるがこれは無視された。 「年寄りのよしみで言うが、その傷で無理をするのは関心できんのぅ」 「そうです、まずは医務室で安静にすべきです」 二人の言葉にかぶりを振るウルザ。 「まだ敵は残っている、ここで叩かねばやがてこの船が危険に晒されることとなる。それはなんとしても避けねばならない」 ウルザの決意が固いことを読み取った二人は、それ以上口を挟むことをやめた。 ウルザ達は甲板から艦橋へと足を踏み入れた。 ウェザーライトⅡの艦橋はかなり広く作られており、広さは十メイル四方ほどもあろうか。 前方には大きく透明のガラスのようなものが嵌め込まれており、流れる雲を目にすることができた。このことから室内という圧迫感が驚くほどに少ない。 中央には床に埋まる形で球体が据えつけられており、その正面には艦長が座ると思われる椅子があった。 球体前には距離を離して左右正面に三つの席と、見たことも無い箱状のなにかが設置されている。 正面の椅子の前には丸い操舵環が設置されており、そこが操舵席というのは想像できたが、それ以外の役割はルイズ達には分からなかった。 ウルザが艦橋中央にある球体の横に立つ。 モンモランシーの治療によって立つことに支障は無くなった様子である。 しかし、それでも首筋などに見える内出血の痕は痛々しく残されている。 その片手には杖、色眼鏡は既に外して懐に仕舞われていた。 「諸君、各々手近な椅子に座ってもらえるかな、これから少々…揺れるものでね」 刃物のように鋭い目つきで言い放つウルザ。 言うや否や彼は両手で杖を掴み、それを勢いをつけて球体に突き立てた。 再び始まる魔力の放出。 今度は目から迸るのではなく、杖を通して流し込まれるようにして放出されるパワーストーンの魔力。 ルイズ達の前に、先ほどとは違う変化が訪れる。 「きゃっ!?何、何なの、一体何が起こったの!?」 モンモランシーの席の前にあった球体が輝き、その中には半透明のウェザーライトⅡの模型が現れた。 艦橋の中には次々に新たな変化が起こっていった。 あるものは輝き、あるものはせり出し、あるものは勝手に動き出す。 まるでそれは深い眠りについていた巨人が、ゆっくりと目を覚ましていくような光景であった。 一通りの変化を終えた艦橋内を、先ほども感じた不思議な浮遊感が襲った。 『反射』である。 重力の鎖と、慣性の鎖を緩められたウェザーライトⅡは、再び自由なる飛翔を開始する。 「それでは、このウェザーライトⅡの力をご覧に入れよう」 明るく地上を照らし出していた月が、尋常ならざる速度で動いた。 それだけではない、窓から見ることのできる何もかもが高速で動いたのだ。 いや、それは移動しているのではない。正しくは、動いていたのは自分達の方であった。 ウェザーライトⅡが急速な旋回を終え、一瞬の後に視界が固定された時、月に照らし出された八隻の敵戦艦が正面に見えた。 もしも、アルビオンから送り込まれたこの十隻の戦艦に生きた船乗りが乗っていたのなら、この後に起こる出来事に目を剥いたに違いなかった。 ウェザーライトⅡはその巨体に似合わぬ俊敏さを発揮し、恐るべき速度でアルビオン艦隊との距離を詰める。 その船首の先には輝く障壁。 先刻の焼き直し、ウェザーライトⅡの必殺の突撃が敢行される。 しかし、それも二度目、先ほどの轍を踏まぬようにとアルビオン艦は横一列に並んでいる。 更には船側に装備された砲をお見舞いしようと、一斉に船首を回頭させようとしていた。 だが遅い。 各艦が回頭を済ませる直前にウェザーライトⅡは攻撃圏内、つまりゼロ距離へと己が身を到達させた。 狙いは中央、最も大きな一隻。 その全長はウェザーライトとほぼ同じという大型艦。 巨大な質量同士の衝突。大型艦の防御が紙のように突き破られ、光壁に触れたものは圧倒的暴力によって粉砕される。 猛烈なる破砕音。 『反射』により本来ウェザーライト号に分割されるはずだった衝突エネルギーが向きを変え、敵戦艦に一方的に送り込まれる。 まず、一隻が沈んだ。 ウェザーライトⅡの一撃により指揮艦を失ったアルビオン艦隊。 けれど彼らは慌てない、騒がない、驚かない。 冷静なる狩人の目を持って己が敵に狙いを定める。 狙いとは、列を貫いて背後に出ようとするその背中である。 彼らは初めから来襲するウェザーライトを迎え撃つつもりなどは無かったのだ。 本当の狙い、それは背面へ抜けようとするその一瞬の隙だったのである。 冷静な分析、見事な連携、味方艦が撃沈されたというのに、彼らの動きは実に的確であった。 たった一つ、彼らに落ち度があったとすれば、それはウェザーライトⅡを常識によって捉えていたことだけであろう。 敵指揮艦を貫いたウェザーライトⅡ、それが敵を刺し貫いた位置にて静止する。 そう、静止したである。 慣性を無視した空中機動を可能としたウェザーライトⅡ、それは正に非常識の船なのであった。 ウェザーライトが時計回り船首を廻す。 力場が刃のように伸び、その通り道に位置した一隻の艦首が切り裂かれる。その傷の深さは二十メイル、致命傷。 残光の軌跡を残して船が舞う。 船首を回頭させること二百七十度、前方には船尾を覗かせる敵艦一隻。 敵を認めたウェザーライトが瞬時に最大船速にまで加速し、音速の壁を突破する。 背後からの一撃を受けて粉砕される、一隻、二隻、三隻のフネ。 一度の突撃で、三隻まとめて串刺しにするウェザーライトⅡ。 これで葬った敵艦は五隻、この間要した時間わずかは三呼吸。 出鱈目と形容することこそ相応しい船ウェザーライトⅡ。 それが散開しようとする三隻の敵艦を沈めたのは、二秒後のことであった。 ウェザーライトⅡは速い、ウェザーライトⅡは重い ―――ウルザ 戻る マジシャン ザ ルイズ 進む
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マジシャンかたいんで壁できますよ
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■基本設定■ NPC名 ブラック・マジシャン 属性 なし 種族 聖剣 職業 - ■能力値■ 肉体 6 運動 7 器用 13 意思 12 機知 4 ■副能力値■ 移動 10 先制 4 追加HP 30 肉体HP 22 ■装備■ 武器 (名称/射程/命中/DP/属性/回数/備考) (黒・魔・導/遠隔10/20/21/魔術/-) 防具 (名称/避け/受け/追HP/備考) (通常/4/7/0/-) ■ガジェット■ 【非生物】■■■ 【主の心と共に】■■■ ラドナスと行動共有。受け、避けのダイスはどちらかの数値を使用。受ける相手も 任意